自己認識が低いDVの種類と対策
DVが離婚の原因になることもあります。まずは弁護士の方に相談しましょう。
最近、テレビなどで芸能人が離婚したというようなニュースが頻繁に流れているような気がします。
離婚に至るまでには様々な原因があると思いますがその中で最近にわかに問題になっているのが、相手の自己認識の低いDVによるものです。なかには自分で意識してわざと相手を傷つけるようなことをする人もいるようですが一番たちが悪いのが、自分ではほとんど認識・意識していないで相手を傷つけている場合です。
例えばどんなものがあるでしょうか。DVと一口に言っても、言葉によるものや行動によるものなど様々なものがありますが、言葉によるものについて考えてみましょう。普段の夫婦生活の中で、何かしら会話はあるものですが、自分が言葉にして言っていることが知らないうちに相手を傷つけていることがあります。本人はそれほど相手にダメージを与えていないと考えていても、相手には別の捉え方をされていることがあるものです。そんな時は相手への配慮を最大限大切にし、それとなく自分の不快に感じている気持ちを伝えてみましょう。
長期間のそれが原因で心身ともに疲れ、夫婦生活にも支障が出ている場合、離婚の原因にもなりますので一度弁護士に相談することもありだと思います。
言葉意外の行動によるDV、例えばボディータッチのつもりが相手には全然感じていなかったり、むしろ不快にしている場合もあります。夫婦間の男女では力の違いもありますから、下手にやめてもらいたいと相手に伝えてもそれが逆効果でさらにエスカレートしてしまうこともあるので注意が必要です。
両親や周りの友人にまずは相談できる環境をつくり、とにかく助けを求める。周りをうまく巻き込んで、その行為はDVなんだと相手に認識してもらう必要があります。
それができなければさらにさらに大変な状況に追い込まれます。相手にバレたらどうしようとか、相談しにくいというようなことはいっさい気にせず、なんでもまずは相談していきましょう。
これが原因で離婚になるケースも多いです。どうしても生活を続けるのが難しい場合、弁護士にも相談しましょう。弁護士の方は様々な案件に携わってきておりますから、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
そして、弁護士の方でも見解の違いはあるものなので、可能であれば複数名の弁護士に相談ができるとなお良いと思います。DVは良いものでは決してありません。そのことで相談するのは何も恥ずかしいことではないとまずは考えましょう。
最後にDVでも言葉や行動のようなものだけでなく、「無視」するということもDVにあたります。一緒に生活している以上、生活を成り立たせていく必要があります。
そのためには二人で話し合う、コミュニケーションをとるということが何よりも大切になってきます。その大切な会話がなく、しかも意識的に「無視」をするというのは相手の存在を否定し、自ら生活を放棄しているようなものです。これまた離婚の原因になることもあるため、注意が必要です。
無視している相手本人は意識していなくても、自分が不快に感じていることをしっかりと伝え改善することが大切です。なぜそんなに無視をするのか理由を探っていくのです。それはDVだということをわからせない限り、生活はもとに戻らないでしょう。ここでも弁護士の方に相談し、このようなケースでの事例などをお聞きし、解決できる道を探しましょう。本来は無視している本人にしっかりと認識してもらい、夫婦生活の改善を図りもとの生活に戻るのが一番良いのですが、それが難しく離婚に至るケースはやはり多いのです。様々な種類のDVはありますが、まずは自分一人ではなく。相談できる
方を見つけ、相手に認識させていく、そのうえで解決をしていくことが大切でしょう。
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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