財産分与を210万円に譲歩することで、世間体しか考えないモラハラ夫と早期協議離婚した事例
依頼者 妻 箕面市在住
夫 46歳 会社員
妻 38歳 主婦
離婚原因 夫のモラルハラスメント
子 なし
財産 預貯金 株式
Xさんの夫は、相手が弱いとみると逆上して自分の意のままに操ろうとするモラハラ夫でした。夫の態度に耐え兼ねて離婚を決意されましたが、離婚を切り出すことも怖くて、途方に暮れて当事務所に来られました。 弁護士は「夫が会社に行っている間に引越し、弁護士の受任通知を置き手紙として置いておけば、夫と交渉することなく別居でき、後の交渉は弁護士に委ねることができる。」とアドバイスしました。また、そのような案件に対応できる引っ越し業者をご紹介しました。 Xさんは当方に依頼され、上記方法で別居し、弁護士が交渉を開始しました。夫は預貯金・株式など総額約800万円の夫婦共有財産を有していました。財産分与として400万円を受け取ることが可能です。しかしXさんは夫の性格を知っているため、財産分与で半分を請求すると離婚を拒まれ、離婚交渉が長引くと考えていました。Xさんの希望は、「財産分与は0でもよいから、とにかく早期に離婚したい。」ということでした。そこで弁護士は、「直ちに離婚に応じるのであれば、婚姻費用も請求しないし、財産分与についても譲歩する。」と伝えました。夫はXさんに直接「会いたい。」と記載された手紙を郵送するなどの抵抗はしましたが、最終的に、「財産分与を210万円にしてくれるなら離婚に応じる。」と納得しました。Xさんは財産分与0でも構わないと思っておられたので、夫の提案を受け入れ、早期協議離婚できました。
養育費月15万円及び財産分与・未払婚費合計640万円を夫から妻に支払わせる内容で調停離婚した事例
相手方名義の財産開示をさせた上で約2200万円の財産分与金を取得して離婚を成立させた事例
離婚を求めてきた夫と交渉し、離婚後に支払う予定の子どもの学費全額を夫が負担する内容で協議離婚した事例
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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