夫の不貞相手から慰謝料330万円を取得し、受任から約3週間の早期解決をした事例
依頼者 35歳 教師 豊中市在住
きっかけ 夫のラインから不貞行為が発覚した
Aさんは、Aさんの夫であるBの携帯電話のラインのやりとりから、Bが職場の同僚であるCと不貞行為を行っていることを知りました。
AさんはすぐにBに確認し、BもCとの不貞行為を認めたので、Cに慰謝料請求するため当方に依頼されました。
Aさんは、BとCが不貞行為を行ったことに憤り、Bとの離婚も検討していました。
不貞行為が原因で離婚した場合の慰謝料の相場としては、200万円~300万円程度です。また、AさんはCに相当怒りの感情を持っていました。
そこで弁護士は、Aさんの気持ちを慰謝料の額に反映させ、慰謝料として300万円、弁護士費用として30万円(合計330万円)をCに請求し、Cと交渉しました。
その結果、Cは慰謝料330万円を支払うことを認めました。
Aさんは今後もBとCが不貞行為を行うことを懸念していました。
そこで弁護士は、Cに対して、今後Bと私的に連絡・接触しないこと(私的接触禁止)を要求し、これをCに認めさせました。
その後Cは、「不貞行為や示談の内容を第三者に口外しない。」という内容も合意条項に盛り込むことを提案してきました。
しかし、Aさんは、「第三者に口外するつもりはないが、Cの要求に応じることに強い抵抗があるので、合意条項に盛り込みたくない。」というお気持ちでした。
そこで弁護士は、Cの提案を拒否し、不貞行為を行われたAさんのCに対する怒りを強調してCに伝えることで、Cを納得させました。
最終的に「慰謝料330万円、今後BとCとの私的接触禁止。」という内容で合意しました。
受任から約3週間の早期解決でした。
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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