SNS(LINE、Facebook等)と不貞(浮気・不倫)行為の証拠の有効性
LINE等に代表されるSNS上のやり取りが、不貞の証拠となりえるのか、という問題がありますが、文章のやり取りだけを根拠に不貞の事実を立証するためには、
文章の記述から性交渉があったことが明らかであることが必要です。ただ単に頻繁ににやり取りしているだけでは不貞の証拠としては不十分です。
前述した通り、SNS上の単なるやりとりだけでは、不貞の証拠としては不十分です。
しかし、それらを交渉材料として相手方と話し合いを持つことで、相手方が不貞行為を自白し、不貞行為を認めるということは良くあることです。
相手方が不貞行為を認める場合には、音声を録音したりして、有効な証拠として残すことが重要です。その際には、不貞相手の名前やその事実を残すことが大切です。
ただ、こちらの証拠を示さずあたかも証拠を握っているかのように交渉する必要がありますし、何をどう言わせるかについては専門知識と交渉経験が必要です。
このような交渉に慣れた弁護士に依頼しないと証拠化することは難しいでしょう。
相手方の不貞が疑われる時点で、離婚・慰謝料請求の専門弁護士にご相談をされ、その後の対応について検討されることをおすすめいたします。
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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