夫から財産資料を開示させた上で、財産分与５０万円で協議離婚した事例 | 豊中市・吹田市・箕面市　離婚　弁護士

解決事例

夫から財産資料を開示させた上で、財産分与５０万円で協議離婚した事例

依頼者　妻
夫　６２歳　アルバイト　高槻市在住
妻　６２歳　アルバイト　高槻市在住
離婚原因　夫のモラハラ・精神的虐待に耐えかねて
きっかけ　夫の要求により別居することになったため
財産　　不動産・預貯金
子ども　成人

Ａさんは、夫による長年のモラハラ（精神的虐待）に耐えかね、別居と離婚を決意されました。
夫には夫名義の約９００万円の不動産がありましたが、住宅ローン約１５００万円も残っており、不動産だけをみると約６００万円の赤字でした。
しかし夫は４年前に約１０００万円の退職金を受け取っていたので、Ａさんはこれを財産分与として受け取りたいと考えていました。そこで弁護士は相手方と交渉し、相手方の全財産を開示させました。
ところが、退職金約１０００万円は住宅ローン及び住宅リフォーム代金に費消されており、約１００万円しか残っていませんでした。
その結果、住宅ローンの残金を計上すると、夫名義の財産は赤字となり、財産分与は０円になりそうでした。
そこで弁護士は夫に対し、Ａさんが生活に苦しんでいることを伝えるとともに、「赤字の不動産は財産目録から除外すべきであり、プラス財産１００万円を２分の１ずつに分けるべきだ。」と主張しました。
早期離婚を望んでいた夫がそれに応じたので、財産分与５０万円、年金分割をして協議離婚することにしました。