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弁護士による離婚相談

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相場より高い婚姻費用・養育費を要求されたが、交渉の末に相場まで減額させて協議離婚した事例

解決事例

相場より高い婚姻費用・養育費を要求されたが、交渉の末に相場まで減額させて協議離婚した事例

 

依頼者 夫 箕面市
夫 46歳 大学教員
妻 主婦 箕面市
離婚原因 価値観の不一致
きっかけ 妻が子どもを連れて実家に帰り、弁護士を立てて離婚を求めてきた
財産 預貯金
子ども 1人

 

Aさんの妻Bは子どもを連れて実家に帰り、弁護士を通じて離婚を求めてきました。Aさんはお子さんに愛情を持っていましたので、何とか復縁できないかと考えておりましたが、相手方がそれに応じませんでした。Aさんは1人で相手弁護士と交渉して復縁をしようと努力しましたが、離婚したほうがいいのか迷うようになり、それが精神的負担となりうつ状態になりました。離婚を決意するにしろ、復縁を求め続けるにせよ、うつ状態から快復しないと決められません。
そこでAさんは、「うつ状態から快復するまで交渉を延期してほしい。」旨を相手に伝えること、うつ状態から快復後に自分の決意が固まったら交渉を弁護士にしてもらおうと考え、当事務所に依頼されました。
その後、うつ状態から快復されたAさんは、妻Bの決意が固いことを考慮して、離婚する方向での交渉を弁護士に依頼されました。
妻Bは、①婚姻費用については月額19万円を、②財産分与については、自分が持ち出した金員の残金78万円を、③養育費については月12万円を22歳に達した後の3月までを求めてきました。②の財産分与については、78万円でAさんは納得されました。しかし、①婚姻費用については、今年の4月分からは17万円が適正でした。また、③養育費については、年収だと20歳まで月10万円となる見込みでした。そこで弁護士は、上記を妻Bに求めました。
しかし、妻Bは①まだ子どもの預け先保育園が決まっていないことを理由に、離婚時まで婚姻費用19万円の要求を変えず、③養育費についても譲りませんでした。
離婚交渉が長引くと、養育費と比べて高い婚姻費用を支払わねばなりません。そこでAさんと協議し、①については譲歩することとした上で、Aさんの収入が不安定で将来はどうなるかわからないことを主張立証し、今後2年間のみ養育費を月12万円とし、その後20歳までは月10万円、大学に進学した場合は再度協議するという案を提示しました。
妻Bがそれに応じたため、上記案のとおりに協議離婚が成立しました。

 

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弁護士 寺尾浩寺尾 浩(てらお ひろし)

 

平成4年3月 一橋大学法学部卒業

平成9年   司法試験合格(52期)

 

 

 

 

 

 

 

離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。

また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。

 

問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。

 

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