依頼者:夫 大阪市在住
夫:34歳 公務員
妻:30歳 公務員
離婚原因:妻の不貞
子供:
財産:
妻の帰りが遅くなったことに不信を抱いたXさんが調査したところ、妻の不貞行為の写真を発見しました。
Xさんは悩みましたが、妻との離婚を決意し、妻不貞相手への慰謝料請求を依頼されました。
妻との離婚交渉で、妻は「不貞した原因が分からないのでカウンセリングを受ける。離婚は待ってほしい。」と主張してきましたので、3か月待ちました。
しかし、妻からは「やり直したい。」との提案はなかったのでXさんは離婚をすることにしました。妻との間にはいい思い出もあったのでXさんは多くは望まず、50万円の慰謝料で協議離婚しました。
不貞相手に対しては200万円を主張しましたが、相手方は「100万円以上は支払えない、X氏にも落ち度はある。」などと主張して譲りませんでした。そこで訴訟を提起しました。
Xさんの精神的苦痛を詳細に主張しましたが、Xさんが妻からは50万円しか受領していないことを重視され、判決では130万円しか認められませんでした。
そこで控訴を検討しましたが、Xさんはこれを機会に遠方に転職されることが決まったため、第1審での終了を望まれました。
相手方も控訴はしないとのことでしたので相手方に130万円と遅延損害金を支払わせて終了しました。
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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