浮気を早期に発見する方法
離婚原因の上位にランクインするのが「浮気」です。浮気は配偶者を裏切る行為であり、行きつく先は結婚生活の破たんしかありません。夫婦の危機を協力して乗り越えていくのが理想的な夫婦関係ではありますが、浮気が取り返しのつかない所まで来てしまったらやり直すことは不可能です。
浮気を防ぐためには浮気の兆候を見逃さず早期に発見することがポイントです。浮気心があれば必ず何かしらの変化がありますから相手をよく観察して早期発見、早期対処で夫婦の危機を未然に防いでください。
浮気をしている人は必ず態度が変化するものです。いつもより妙に優しくなったり、無口だった人が急におしゃべりになったりするような場合は浮気の後ろめたさを隠そうとする長江の表れかもしれません。もちろん単に気分的な問題で浮気ではない可能性も十分考えられますが、突然人が変わったように態度が優しくなった時は浮気を疑いましょう。
配偶者が浮気をしているとしたら、浮気相手と頻繁に連絡を取っているはずです。家にいても携帯電話やスマートフォンを手放さない、かかってきた電話に出ようとしない、いつもメールやSNSの着信を気にしているといったような態度が見られるのであれば、浮気相手からの連絡を待っている可能性が考えられます。
もし携帯電話やスマートフォンに対する不審な行動が見受けられた時は、相手に堂々行動するよう伝えてみましょう。出ようとしない電話に出るように言ったりメールチェックするように勧めてみれば、相手の態度に何らかの変化が表れるはずです。もし浮気をしているのであれば絶対に進めには従おうとしませんが、やましい所が無ければ素直に電話に出たりメールチェックをしたりするものです。こちらが浮気の兆候に感づいていることをさりげなくアピールすることもできますから、釘を刺しておく効果も期待できます。
浮気をしている人間というのは、普段よりも妙にテンションが高かったりファッションに気を使うようになったりするものです。これといったきっかけもないのにいつも浮かれていたり今まで興味が無かったファッションにうるさくなったような場合は、浮気相手がいると考えてもいいでしょう。
ただし、浮かれていたりファッションに気を使うようになった殻といって浮気が確定したわけではありません。職場に新人として美人やイケメンが入ってきたようなケースでは、浮気の事実は無く本人のみが浮かれている可能性もあります。そこから浮気に発展する可能性もありますから早期発見という意味では注意すべきポイントですが、あまり先走り過ぎないようにしてください。
浮気をしていれば家の外で浮気相手と会う時間を作っていることになりますから、家を空ける時間は当然増えます。今まで残業がほとんどなかったのに急に残業が増えたり、休日にも仕事があるといってしょっちゅう休日出勤するようになったような場合は浮気をしている可能性が考えられます。本当に仕事が忙しくプライベートを削って熱心に働いている可能性もありますから、いきなり相手に浮気疑惑をぶつけるようなことをしてしまうと浮気の事実がないのに信頼関係を壊してしまう可能性があります。家を空けている時間が増えてきたなと感じたら浮気を疑うべきですが、拙速な行動は避け慎重に事実確認をしてください。
浮気をしている当人はどんなに慎重に行動しているつもりでも、かならず浮気の兆候が何らかの形で表れているものです。注意深く観察すれば浮気の芽が小さいうちに気付けますから、早めの対処で深入りしないようくぎを刺して家庭をないがしろにされてしまうことを防げます。
一緒に生活していれば、他の人では気付かないようなわずかな態度の変化を察知できるはずです。ちょっとしたことに気を付けておけば浮気を早期に発見して離婚の危機を回避することができますから、配偶者の態度や言動などには日ごろから注意して浮気の早期発見を心がけてください。
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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