不倫の慰謝料請求されたら
配偶者のいる異性と性的関係をもつと不貞行為となります。
相手の配偶者から慰謝料請求を受けることとなり、不貞行為が事実ならば、基本的には慰謝料を払わなくてはいけません。
相手から請求された金額そのままを支払わなければならないわけではありません。弁護士や行政書士から内容証明郵便で慰謝料請求されたら、
その金額を払わなければいけないように思ってしまうかもしれませんが、実際には裁判で認められる金額よりも高い金額で請求をしている場合があります。
裁判で認められる慰謝料の相場は、相手があなたとの浮気が原因で離婚していた場合は、200~300万円程度。離婚していない場合は、
100万円~150万円程度です。もちろんこれより多くなるケースや少なくなるケースもあります。自分の場合はいくらぐらいが妥当なのか知りたい方は弁護士に相談しましょう。
相手方の請求を大幅に減額できる場合があります。
相手の主張を認め、言われた金額を払う場合でも、周囲の人にばらされないよう示談書を作っておくのがよいでしょう。
慰謝料請求をする側は、不貞行為の事実を証明する必要があります。証拠がない場合は、裁判所によって慰謝料請求は棄却されます。
相手から証拠があると言われても、その証拠が裁判で認められる証拠なのかどうかは分かりません。
ただ、話を突っぱねると、周囲に変な噂を立てられてしまうかもしれません。相手が何を根拠に不貞行為だと思っているのかを聞いて、誤解を解く必要があります。
しかし、本人同士だと冷静に話し合いが出来ず交渉決裂してしまう可能性がありますので、どのように交渉すればよいかを弁護士に相談することをおすすめします。
以下のようなことでお悩みの方は、弁護士にご相談ください。
○配偶者以外の人と肉体関係を持ってしまい、慰謝料請求を受けている
○請求されている慰謝料の金額が妥当かどうか知りたい
○不貞行為をしていないのに慰謝料請求されている
・SNS(LINE、Facebook等)と不貞(浮気・不倫)行為の証拠の有効性
寺尾 浩(てらお ひろし)
平成4年3月 一橋大学法学部卒業
平成9年 司法試験合格(52期)
離婚交渉は当事者にとって精神的につらい作業です。
また離婚は、過去を断ち切って新たな人生の一歩を踏み出す行為ですから、いつまでも過去(離婚交渉)に時間をとられるのは両当事者にとって得策ではありません。そのため、私は離婚問題を早期に解決することを重視しています。
問題を解決する方法は一つしかありません。それは行動を起こすことです。1人で悩んでいても、同じ考えが頭の中をぐるぐるするだけで、何の解決にもなりません。思い切って専門家にご相談ください。
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